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ラジオの仕事って何があるの?種類や仕事内容、必要な資格についても解説します!

ラジオの仕事に憧れたことありませんか。

いつも聞こえてくるラジオには、いろいろな業種の人や地域住民が関わっています。

ラジオの放送局も全国各地にあり、地域によりさまざまな特色があるのも大きな特徴。

そこで当記事では、ラジオの役割や仕事内容、必要な資格について解説します。

最後までお読みいただくと、仕事以外でラジオに関わる方法も…。

ぜひ参考にしてください。

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スイッチひとつで簡単に放送が聞こえてくるラジオ。

時計のかわりにラジオを聞いている人も多いのではないでしょうか。

ラジオの重要な役割として、時間はもちろん、情報を「音で伝える」ことです。

音で情報を伝えるとは、どういうことなのか解説します。

ラジオとは、音を乗せた電波を「送る」装置と「受け取る」装置を合わせる技術のこと。

すなわち、情報のすべてを「音」で伝えるメディアです。

映像で見えない分正しい言葉の表現はもちろん、視聴者にしっかり情報を届ける技術も正確さが求められます。

時報の正確さや、臨場感あふれるスポーツ中継などは「職人」とも呼べる技術者なしでは実現不可能なメディアがラジオなのです。

台風や地震など多くの災害が発生している近年、防災グッズにラジオは必需品です。

突然日常が奪われた災害時は、とても不安なもの。

そんな時になじみのあるパーソナリティーの声がラジオから聞こえてくる安心感は、想像以上です。

2018年9月に発生した北海道胆振東部地震に関する調査結果※では、62.3%の人が避難時に役に立った情報源はラジオと回答しています。

ラジオは古い歴史から災害時のノウハウがあります。

人と人のつながりと、安心と安全を提供するインフラともいえるツールなのです。

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日本のラジオ局は大きく分けて「地上波放送」と「インターネット放送」のふたつがあります。

地上波放送は送信所を地上に置き、電波を届けることに対し、インターネット放送は、ネット環境さえあれば個人で放送することも可能な媒体です。

地上波放送にはキー局とローカル局があり、それぞれAMとFMの放送局があります。

そのほかに、コミュニティFMという地域に根ざした放送局も。

今回は地上波放送の種類や役割について解説します。

キー局とは、ラジオ番組におけるネットワーク系列の中心となる放送局です。

東京を拠点としており、一般的な企業の「本社」にあたります。

ネットワークのキー局は、以下の4つ。

  • JRN…TBSラジオ系列
  • NRN…文化放送、ニッポン放送系列
  • JFN…TOKYO FM系列
  • JFL…J-WAVE系列

キー局の主な役割は、番組を制作し地方のローカル局へ販売します。

また、スポンサー広告から得た収入をローカル局へ分配することもキー局の大切な役割です。

一般企業の「本社」にあたるキー局に対して、ローカル局は日本全国に存在する「支店・支社」にあたります。

キー局で制作された番組をローカル局が買い取り放送するほか、地域の特徴を活かした番組制作がローカル局の主な役割です。

限られた地域の放送を行うため、天気予報や交通情報も限定したエリアの情報提供が可能。

さらに全国放送では聞くことができない地元の生活情報や、災害時の情報は生活するうえで必要不可欠といえます。

コミュニティFMは、ローカル局よりさらに狭い地域、半径10〜20キロ程度を受信エリアとした放送局です。

1994(平成4)年にスタートした放送局で、市区町村を放送エリアとして制度化されました。

キー局・ローカル局の概念はなくそれぞれが独立した放送局であり、運営から番組制作まで一貫して行うことがほとんどです。

日本で最初のコミュニティFMは北海道函館市「FMいるか」

現在も地域交流ツールとして地域住民に親しまれています。

ラジオ局の仕事は多岐にわたり、規模が大きいほどあらゆる職種や部署があります。

その中でも大まかに分類すると「情報を伝える」「番組を作る」「技術で支える」の3つ。

それぞれ解説します。

ラジオ番組の顔ともいえるアナウンサーやパーソナリティーは、声で情報を届ける仕事です。

アナウンサーとパーソナリティーの大きな違いは「役割」

アナウンサーは放送局に就職した社員、パーソナリティは話しながら司会や進行をする役割で放送局の社員やフリーのアナウンサー、タレントや文化人などジャンルはさまざま。

番組のスタイルや雰囲気によってDJやナビゲーター、MCやアンカーなど「ラジオで話す人」の呼び名が多いのも、リスナーと距離が近いことから生まれたのかもしれません。

ラジオ番組を支える代表として「ディレクター」という業務があります。

ディレクターとは、番組制作のすべてをまとめる「現場監督」的な役割です。

リスナーに喜んでもらえる番組を考える、予算を決める、パーソナリティーを誰にするか考えるなど業務は多岐にわたります。

キー局のような大きな放送局は業務内容ごとに役割が分業化されていますが、人数の限られたローカル局は一人でいくつもの役割を抱えることも。

ラジオ番組を制作する業務は、柔軟な頭の切り替えや社内外のコミュニケーション能力も大切なスキルです。

技術職は放送設備や機材の管理、番組がスムーズに進行しているか技術面で支えるスタッフです。

番組とCMが問題なく放送できているか、音声や音量にムラや雑音がないか、回線に問題がないか常にチェックしています。

ストレスなくラジオ放送を聞けるのは、専門の技術スタッフの支えがあってこそ。

近年はインターネットの普及により、PCやスマホでもラジオが聞けるようになりました。

そのためIT技術やSNS、動画配信スキルが必要不可欠となりつつあります。

ラジオ局にはあらゆる職種があり、業務内容も全く違うものです。

必要な資格やスキルについて解説します。

ラジオ局へ就職するには「4大卒」が条件で、採用人数も少ないため複数の放送局を応募したという話はよく耳にします。

残念ながら放送業界は今だ学歴社会の風潮が色濃く残っているため、正社員で就職にこだわるなら学歴も重要な要素です。

学歴や勤務形態にこだわらず、ラジオ業界で働きたい場合は以下の方法もあります。

  • 求人誌や求人サイト
  • 実際に働いている人に紹介してもらう
  • ラジオ局のHPをこまめにチェックする
  • 直接ラジオ局に問い合わせる

ラジオ局の仕事は人気があり、狭き門です。

業種により派遣社員が活躍している部署もありますので、普段から求人情報のアンテナは張り巡らせておきましょう。

音声を送信、受信するためには「陸上無線技術士」が必要不可欠です。

陸上無線技術士は国家資格で第一級と第二級があります。

一般的な放送局は第一級陸上無線技術士が、小さい規模のコミュニティFMは第二級以上が必要です。

普段の放送を途切れることなく、かついい音を届けること、そして災害発生時の回線ダメージを一刻も早く普及させることが陸上無線技術士の役割であり「使命」といえます。

資格やスキルも大切ですが、いちばん必要なことは色々なことに興味をもち経験すること。

ラジオを聞くことはもちろん、テレビやインターネット、雑誌で流行を知る大切なスキルです。

また、普段の生活で「伝える」ことを意識するとお金をかけずゲーム感覚で楽しめます。

例として

  • お食事しながら「脳内食レポ」
  • スポーツやライブを見ながら「脳内実況中継」
  • 動物を見たら「脳内アフレコ」

複数の視点から物事を見て考えることを習慣化しましょう。

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経験がない、これといったスキルもない、でもラジオ制作やパーソナリティーをやってみたい、という場合はボランティアスタッフという選択肢もあります。

少ない人数や限られた予算でやりくりしているコミュニティFMは、ボランティアスタッフの存在が必要不可欠。

地域をよく知っているボランティアスタッフは、地域住民や学生がメインで番組制作やパーソナリティーとして活躍しています。

地域のイベントやお祭りにも音響技術やパーソナリティーを派遣することも。

リスナーと距離が近いことが魅力のコミュニティFMのボランティアスタッフは、経験しないと分からない充実感があります。

ラジオの仕事は多岐に渡り、就職するのも難しい業種です。

少しでも興味を持ったら、ぜひ挑戦してみてください。

「放送スキルがない」「若くない」で諦めるのはもったいない。

ラジオが好きなこと、これがいちばんの「強み」なのです。

ボランティアスタッフやアルバイトから始めてみませんか。

  • この記事を書いた人

マミ

ライターでラジオパーソナリティのマミです。 ただのラジオオタクです。 はがき職人(死語!)からスタートし、パーソナリティまで経験。 狭いようで深い世界。 身近な話題からマニアックなことまでわかりやすく発信します。

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