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ラジオが発明されたのはいつ?誕生から歴史を振り返ってみよう!

生活に中に当たり前のようにある「ラジオ」

ラジオ放送を聞いたことがない人でも存在は知っていると思います。

近年はコロナの影響でおうち時間が増えたこともあり、ラジオが注目されました。

また、インターネットの普及により公共の電波を使用しなくても個人で情報発信が気軽にできるようになり、注目が集まっています。

そこで今回は、ラジオがどのようにして誕生したのか歴史を振り返ってみましょう。

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ラジオが世界に初めて登場したきっかけは「無線」です。

1888年にドイツのハインリッヒ・ヘルツが音が伝わるしくみ「電波」を実証、1895年にイタリアのグリエルモ・マルコーニが「無線電話機」の発明に成功しました。

今でも使用されている電磁波の単位「ヘルツ(Hz)」は、ハインリッヒ・ヘルツに因んでいます。

無線電話機がどのようにしてラジオになったのか、解説します。

世界で初めてラジオが登場したのは1900年です。

カナダの発明家でエジソンの弟子レジナルド・フェッセンデンが、無線による音声や音楽の送受信を行ったことが知られています。

1900年12月23日に、音声信号を送信、約1.6km離れた場所で受信する実験が成功。

これが世界初の音声を送る無線通信といわれています。

音声無線通信の実験を成功させたフェッセンデンが、マサチューセッツ州にある自宅から「世界初のラジオ放送」を流します。

当時ラジオの受信機は一般家庭になく、ラジオ放送を最初に聞いたのは船の無線を操作する通信士でした。

この日は1906年12月24日。

流れてきたのはクリスマスのメッセージやレコード音楽、聖書を朗読したものだったといいます。

今までモールス信号のような単調な音しか通信されなかったため、通信士たちはとても驚いたそうです。

また、初めてのラジオ放送はフェッセンデンの自宅から8キロ離れた場所でも聞くことができたとの記録が残っています。

民間初のラジオ局は1920年11月2日、アメリカ・ペンシルバニア州の「KDKA局」が行ったアメリカ大統領選の結果を伝える放送です。

KDKA社は番組の途中に企業CMを流し、広告収入を得ていたことでも知られています。

世界初のラジオCMの記録は残念ながら残っていませんが、カーディーラーや時計会社、新聞社や音楽出版社という説が濃厚です。

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KDKA社をきっかけに世界でラジオが普及し、日本でも関心が高まります。

日本でもラジオ放送が開始したきっかけと、初放送についてまとめました。

ラジオ放送が日本に導入されるきっかけは、1923年9月1日に発生した関東大震災です。

これまでの情報伝達方法は「手紙」「電報」「電話」でした。

どの方法も気軽に使えるとは言い難いものばかり。

電話も今と違い、持っている家庭は富裕層がほとんど。

電話交換手のいる中継基地を通して、相手に繋げてもらうシーンをドラマや映画で見たことがある人も多いかもしれません。

関東大震災で数々の情報が途絶えたことをきっかけに、ラジオの必要性が唱えられるようになりました。

関東大震災の混乱をきっかけに、災害時の有用な通信手段としてラジオ関連の法律や整備が進みます。

当時のラジオ電波は弱く、より多くの人に放送を届けるため、人口の多かった東京、大阪、名古屋に放送局をつくることを政府が認めました。

そして1925年3月22日、東京放送局(現在のNHK東京ラジオ第1放送)が試験放送を開始します。

最初の放送を担当したのは京田武男アナウンサー、第一声はこちらです。

「アーアー、聞こえますか。JOAK、JOAK、こちらは東京放送局であります。

こんにち只今より放送を開始致します。」

この試験放送した3月22日は「放送記念日」に制定されました。

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1925年に最初にラジオ放送が始まり、1927年には日本各地に放送局が開設されます。

初のスポーツ実況として野球大会が中継され、ラジオドラマや音楽など娯楽の主役はラジオとなりました。

娯楽性の高いラジオが急速に普及したきっかけは、悲しい歴史と復興にむけた希望がありました。

日本と中国の争いである満州事変が勃発したのが1931年、この戦争をきっかけにラジオが普及します。

満州事変が勃発した9月18日の夜ですが、速報として国民に伝えたのは翌朝7時前の臨時ニュースと新聞の号外だったため、リアルタイムの情報とは言えないものでした。

日々加熱する戦争の状況確認の手段としてラジオの聴取者は激増したといいます。

当時のラジオ放送に娯楽の目的はなく、政府が戦争のために利用するという側面もあったようです。

1941年に太平洋戦争が勃発すると戦争を肯定する番組が多くなります。

ラジオ番組も軍の監視が入るようになったのです。

戦争が激化するにしたがって受信電波も弱くなっていきますが、現状を知るためにラジオの聴取者数も増え続けていきます。

そして1945年、終戦を伝える「玉音放送」が放送されました。

戦後のラジオは娯楽性の高い番組に戻っていきます。

第二次世界大戦後の1950年には、放送の普及や表現の自由、健全な放送の普及を目的とした「電波三法」が施行されます。

電波三法の施行により民間放送局の開設が可能になり、1951年9月1日に民間初の中部日本放送(現CBCラジオ)が開局。

同じ日の午後は現在の毎日放送(MBS)である新日本放送が放送を開始しました。

初めてのラジオCMは放送開始を告げる時報

「精興(せいこう)舎の時計がただいま7時をおしらせしました」

という記録が残っています。

精興舎は、現在のセイコーウオッチ株式会社です。

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ラジオが発明されてから、戦後までの歴史をまとめました。

今はどこにいてもクリアな音で楽しめるラジオですが、電波に乗せて音が聞こえる技術は現代でもあらゆる分野で応用されています。

ラジオが普及する歴史には悲しい背景もありますが、それは人と人の「つながり」を求めるからこそ。

これからもラジオについて、色々発信していこうと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  • この記事を書いた人

マミ

ライターでラジオパーソナリティのマミです。 ただのラジオオタクです。 はがき職人(死語!)からスタートし、パーソナリティまで経験。 狭いようで深い世界。 身近な話題からマニアックなことまでわかりやすく発信します。

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